同じ鉢を使い続ければ根腐れする!観葉植物は植え替えでリペア

お部屋の観葉植物、買ったのはいつですか?
鉢は取り換えていますか?
コトハの谷奥代表は、買った時のままの鉢で長年部屋に置いていたら、今すぐにでも
改善する必要があると警告。
買ったままの鉢ではなぜダメなの?改善する方法は? 
さっそく谷奥代表に「観葉植物の土の大切さ」と「植え替え方法」のポイントを伺いました。ライター川本の身近な体験エピソードと合わせて、ぜひご参考にしてみてくださいね。

 

鉢は買った時のまま?

 

つい先日、私、ライター川本の友人が、
「育てやすくてスタイリッシュな観葉植物がほしくて、お花屋さんでオリズルランを勧められて
買ったの。気分が明るくなるよね」とうれしそう。
コトハの谷奥代表にそのお話しすると
観葉植物を枯らさないでほしい」と対策方法を伝授。
その内容はこちら。

「観葉植物のすこやかさは鉢土と根の状態が大事です。
根は伸びて成長しますが、観葉植物によって成長が早いものとそうでないものがあります。

オリズルランは成長が早いタイプ。
1年から2年に1回、「植え替え」を行ってください。
土と根の状態を整えることで、生育が快適になります」。

 

 

根腐れ対策ですこやかさ維持

 

さらに谷奥代表は、
「オリズルランに限らず、観葉植物は何年も同じ鉢のままでは、葉や根の成長を妨げて
根詰りから根腐れを起こすこともあります。
十分気を付けましょう!
根が腐れば水分を吸い上げることができず、葉は枯れてしまいます。
絶対に枯らしてほしくないので、ぜひ「植え替え」の仕方をマスターしてくださいね」

プロの貴重なアドバイスに、友人は目からウロコと大感激。
観葉植物の鉢は、買ったらずっと同じものを使うと思っていたそうです。
皆さんは植え替え、していますか?

 

 

植え替えの目的

 

なぜ植え替えが必要なのか、引き続き谷奥代表に伺いました。
鉢の中は成長した根が詰まっていることがあります。
植え替えは、植物の生育の環境を快適に整えることが目的で行います。

根を動かすので、植物はストレスを感じます。
ストレスを最小限に抑えて実行しなければなりません。
そこで大事なのは、タイミングです。
次に、「植え替えのタイミング」についてご説明しますね。

 

 

植え替えのタイミング

 

観葉植物の植え替えの判断の仕方は次の通り。

●鉢と植物のバランスが悪い

●鉢の底から根が出ている

●土が硬く、水の吸収が悪い

●前の植え替えから2、3年経過している

 

以上の条件が見られたら植え替えのタイミングです。
植え替え方法を確認してみましょう。 
植え替えの時期は、根が動く春の4月〜7月が理想です。

 

植え替え方法のポイント

 

植え替えの実践方法には、テクニックが必要です。次を参考にやってみましょう。

 

① 根を傷つけないように、鉢から取り出す。

② 新しい鉢底に水はけよくするために軽石を引いてから土をかぶせる。

③ ①の取り出した植物は、古い土を軽く落としてから入れる。
     軽く振るのは〇。
     振り過ぎは植物のストレスになるので要注意!

④ 植え替えが終わったらたっぷり水やりを。

 

 

 

「植え替えた後、植物がすぐに順応できず調子を崩すことがあるので、1、2週間は
異変がないか様子を見るようにしてください」と谷奥代表。
観察の大切さ、植え替え後のケアの大切さも忘れないようにしましょう。

 

まとめ

植え替えはカンタンな作業ではないので、実行する時は時間にゆとりのある日にしましょう。やればやるほど慣れて、植え替えの作業の楽しさと大切さを痛感するはずです。
植物が喜ぶことだから、適切な方法を身に着けてくださいね。

京都 植物専門店COTOHA