観葉植物が枯れても焦らない!散髪(剪定)で美とすこやかさを両立

私たちが美容院で髪を切ってもらうのは、見た目のおしゃれと、健康な毛髪維持が目的ですよね。
伸びっぱなしでツヤのない髪に清潔さが感じられないように、観葉植物も葉っぱや茎を切らずに放置しておくことは、見た目はもちろん、植物の健康を損なうことに。
散髪「剪定」は必ず取り入れてください。
剪定と言っても、そのやり方はカンタン! 
今回は、コトハの谷奥代表が「即実践できる剪定の基本」をご紹介します。

 

観葉植物の葉と茎をカットする「剪定」の必要性

 

剪定」と聞くと、固く難しいイメージを持つ人もいるでしょう。
その意味合いは、植物の葉や茎、枝をカットすること。
そう!カットする道具があれば誰にでも手軽にできるんです。
もちろん剪定に適した道具がありますので、ご紹介しますね。
その前に意識して頂きたいのが、剪定の主な目的2つ。

 

●植物の樹形を整えて見栄えをよくすること。

 

●不要なものをカットすることで風通しがよくなり、病害虫の繁殖予防。

 

観葉植物にとって部屋という狭い環境では、伸び伸びと成長できず、葉や枝が密集してストレスを感じていると捉えることができます。
植物のストレス解消のためにも「剪定」は必要不可欠です。

 

剪定ばさみの選び方

 

剪定ばさみとは園芸用のはさみのことで、植物や庭木の葉や茎、枝、幹を切る時に使います。
剪定ばさみのサイズは、S・М・Lがあり、手のひらに収まるものが使いやすいとされています。
グリップを握ると刃が交差する仕組みで、明らかに文房具や毛髪用のものとは異なります。
剪定ばさみ以外でカットすることは、植物の不調につながるので要注意です!

 

 

剪定はタイミングが大事

 

剪定はいつ行ってもよいわけではありません。
理想の時期は、新芽が動き出す春先ですが、次のような状態が見られたら剪定を!

 

●葉が茂り過ぎている

●枝が伸びてバランスが悪い

●葉が害虫に侵されている

 

しっかり観察すると、剪定が必要かどうか判断出来るようになりますよ。

 

剪定の効果がさらにアップする2つの方法

 

剪定のほかに、観葉植物の見栄えや成長に効果的なお手入れ方法があります。
それがこちら。

その① 切り落とし

伸びた枝、バランスが悪くなった時に切り落とします。
切り口から菌の繁殖を防ぐためにも、ペーパーで拭いて清潔に保ちましょう。


その② 芽摘み

新しく出てきた新芽を摘むことで、枝の成長を抑えて樹形を保つことができます。


その③ 間引き

ジャングルのように茂っていたら、葉を1枚ずつバランスを見ながら間引きます。

 

剪定ばさみを使う前と後、必ず守って頂きたいのがお手入れです。
用意するものはキッチンペーパー消毒液
消毒液は、植物を切る時に使うはさみなど、器具類の消毒に使う専用のもの。
購入しやすいのは、アルコールの一種のエタノールです。

 

剪定ばさみのお手入れ方法

毎回、剪定が終わったら、何もついていないキッチンペーパーなどに消毒液を含ませて、刃の汚れを丁寧にふき取りましょう。
剪定後、刃には植物の樹液やヤニ、さらに病原菌が付着することがあります。
お手入れしないまま使えば、刃が錆びて切れ味が悪くなるだけでなく、病原菌が繁殖することも!

お手入れの仕方に、特別なテクニックはいりません。
大事なのは「清潔さを保つこと」、徹底しましょう!

 

まとめ

観葉植物はただ不要な部分をカットすればいいのではなく、道具選びから衛生面を 配慮した剪定にこだわると、健康をサポートできるということ、ご理解頂けたかと思います。
お手入れ方法と道具にぜひ関心を持つと、植物の楽しみ方も広がりますよ。

京都 植物専門店COTOHA