枯らす原因の病害虫も一掃!観葉植物の悩みは風でクリア

部屋の観葉植物。
葉っぱは枯れるわ、茎は元気がないわ、いつも悩みはつきもの。
水やりも日当たりもきちんとできているのに…
そんな植物の不調の悩みを解決したい!
と言う声に、コトハの谷奥代表は「」に注目してほしい。
植物の気持ちになったら、風通しのよい環境や、どんな風が理想かがよく理解できると。
そこで今回は、観葉植物の不調を一気に解決!
そのために大事な「風」をテーマに、コトハの谷奥代表が解説いたします。

 

風の意識が低すぎる現状

 

観葉植物の育成には「水・光・風」が大事な要素で、この3つすべてが観葉植物に適切にアプローチされることが重要です。
結果、水やりと光の当て方は意識して実践しているのに、風に関しては全く意識していなかった。
必要なことさえ知らなかった、という反応が非常に多い、それが事実です。
皆さんは、風のことを意識して観葉植物とお付き合いしていますか?

 

 

植物が教えてくれる自然の力

植物は自然界ととっても密接で、子供のような疑問をもつ場面が多々出てきます。
風もその1つ。
風が吹くとは、空気が移動することです。
地球規模でいうと、気圧(空気の重さ)は高い方から低い方へ押し出され、空気が移動することで風が吹きます。
普段生活の中であまり気にしない自然の大切さを、観葉植物を通じて知ることができるんですよ。
(写真:コトハ店内

 

太陽の光と風

 

もう少しだけ詳しく見ていきましょう。
風は太陽の光がもとになっています。
植物にとって光合成に欠かせない光。

太陽の光は平地、山、海などを温め、その温度差で気圧の差が生まれます。
気圧の高い方から低い方へ空気が流れることで、風は吹きます。
本来はもっと専門的な説明が必要ですが、こちらでは目に見えない風をとらえて頂きたいので簡略な説明にさせて頂きました。
気象の勉強をされている人は、よくご存じの分野ですね。

 

なぜ観葉植物に風が必要なのか

 

風のしくみの次は、なぜ観葉植物に風が必要なのか。
その目的は部屋の空気を新鮮にするため、つまり「換気」です。

私たちは空気がよどんだ部屋にいると、頭痛や気分が悪くなることがあります。
新鮮な空気が流れている空間は、人も同じで観葉植物も快適と感じています。
みなさんの部屋は風通しはよいですか?

 

 

葉の蒸散と病害虫を抑制

 

植物の営みの1つに葉の蒸散があります。
葉の裏の気孔で水分を放出していますが、風が葉の裏にやさしく当たることで、その活動が促進されると言われています。
太陽の日差しが強く、葉焼けが心配な時期でも、風が吹いて新鮮な空気が流れていれば不安は解消されます。
葉のみずみずしさは水だけでなく、風がサポートしているんですね。

 

また空気が悪く、湿って蒸れているところはが病害虫がつきやすくなります。
風通しを良くして蒸れを防ぐことで、病害虫対策、予防に効果があります。

 

観葉植物だからこそ風が必須

 

部屋に観葉植物を置く時、風通しを考えなかった人がほとんど。
という結果を踏まえて、まずは風通しの環境を確認しましょう。

 

●窓があっても風が入ってこない。

●外気が汚れた空気で、新鮮な風が入らない。

●風は入るが流れが悪い。

 

ちなみに空気清浄機、エアコンでは換気にはなりません
最近ようやく外気を取り込む エアコンが発売されましたが、一般的なエアコンは中の空気を回し熱だけを 放出。
屋内の空気を乾燥させますので必ず換気が必要です。
このような部屋は、観葉植物も人にとって健やかさとは縁遠い環境です。
外であれば自然に風に当たる植物も、部屋は(当たり前ですが)遮られているので、意識して風が通る環境を確保すべきなのです。

 

窓がない部屋は過酷な環境と心得て

 

窓がない空間に観葉植物を置く。
正直、これは観葉植物にとって過酷な環境です。
人が息苦しいと感じる空間は、観葉植物も苦しいのです。
置物やインテリア雑貨ではない。
植物は生きものということをどうか意識して頂きたいです。

 

サーキュレーターで空気を循環

観葉植物がたくさんある部屋、風通しが悪い部屋に観葉植物を置いていたら、サーキュレーター
風のある空間に整えましょう。
サーキュレーターは、部屋の空気を循環させるのに便利な家電製品です。
サイズや風力など、部屋と植物のサイズに合うものを選びましょう。

風力が強く、乾燥しているとダメージ要因になるので気を付けてください。
部屋のコーナーに置いている植物の回りの空気は、停滞していますのでサーキュレータで動きを与えましょう。

 

まとめ

部屋の温度をムラなく空気を循環させること。それが風です。
観葉植物もみなさんも風のある生活がイキイキさにつながります。
今すぐ環境を整えてみましょう。

京都 植物専門店COTOHA