光の当て過ぎは禁物! 長く育った環境設定で観葉植物の美しさ際立つ

観葉植物は気軽に購入できてインテリアにもなるので大人気。
いくつか部屋に飾っている人もいるでしょう。
水をあげて日にも当てているのに、すぐに枯れるもの元気なものがある。
この差はなに?
今回は、コトハの谷奥代表が「すべての植物をすぐに枯らさないでほしいと」、
生育の重要ポイントを教えてくれました。

 

原産国に注目してみよう

 

みなさんが大切にしている観葉植物の名前と原産国、把握していますか?
種類とどこで生まれたかに興味を持つと、自分のもとに届いた縁を感じて思い入れも強くなりますよ。
赤道近くで生まれ、今は日本の自分の部屋にいる。
観葉植物のルーツを辿ると、枯れ対策に役立つことが見えてきます。
原産国も必要ですが、生産地の育てられた環境が大変重要になります。

 

 

植物が赤道近くで育つ理由

 

熱帯地域で生産された植物は、さんさんと降り注ぐギラギラした太陽の光だけで育つ
わけではありません。
熱帯地域の特色を見てみましょう。

 

・赤道を挟んで南北に広がっている。

・一年を通じて気温が高く、季節の変化が少ない。

・昼間の気温が上がると、午後に激しい雨が降る。

 

 

ただ太陽の光に当たり続けているわけではない。
水の重要性も理解できますね。
熱帯地域でも、太陽の光の量と雨による水の量、そして浴びる時間帯のバランスで、すこやかな植物が育ちます。
赤道付近の地域でなじみのあるマレーシアは植物がよく育ちます。
熱帯雨林気候という高温多湿で気温の変化が少ない、一年中雨に恵まれた環境による産物なんですね。

 

 

長く育った環境(生産地)に整えよう

 

上記の話から、観葉植物が喜ぶ環境は、原産国の環境に整えることが良いと思った人。
そうではないので要注意です!
植物は原産国で育ったのでなく生産地のハウスで環境で育てられれいます。
光の与え方・水の与え方・風の当て方」などを屋内環境でも適応できるように 、
最適な条件のもとで生育されています。

部屋に置く時の理想的な環境は、ハウスで育った時の環境に限りなく近くすることが
ベストです。
「この植物って、どんな風に育ってきたんですか?」
と店員さんに聞いてみましょう。
ルーツや育て方がわかってきます。

答えられないお店は…信用にかけるという判断でよいと思います。

 

 

生育に役立つ用語

 

原産国はわかっても、育ってきた環境がわからない時、参考になる要素があります。
それがこちら。

 

●耐暑性/耐寒性

●光好性/耐陰性

●湿潤性/乾燥性

 

 

対極にある要素。
そのどちらを好むかを知っておくと、観葉植物を置くベストポジションを決めやすく
なりますよ。
植物はかしこく新しい環境でも順応していける。
これは、屋内で管理する上で一番大切な知識になります!

 

 

マレーシア産で日本のハウス育ち

 

今回はわかりやすくマレーシアを例に解説しました。
代表的な観葉植物を2つ、特徴と合わせてご紹介しますね。

 

 

<ビカクシダ(コウモリラン)>

●耐寒性:弱い/寒さに弱く、冬時期は暖房がきいた部屋に置くのがよい。
     植物がエアコンの風で乾燥しないように要注意。

●耐暑性:やや弱い/高温多湿で育っているが、夏の直射日光が長く続くと葉焼けに。

●耐陰性:ややあり/強い光より陰のある環境を好む。遮光の必要あり。

 

<クロトン>

●耐寒性:非常に弱い。冬の時期は室内で低温にならない環境をつくる。

●耐暑性:暑さに強く、屋内では日当たりと風通しが快適な場所がよい。      
     ただし葉焼けに注意。

●好光性:光を好み陰が苦手。

 

 

夏と冬で光の当て方を変える

 

光を好むからと言って、長時間太陽光に当て続けるのは危険です。
夏は直接日が当たらないようにしましょう。
ちなみに冬の太陽光は夏ほど強くないので、植物に直接当たっても問題ありません。

季節によって太陽の光の強さ、深さ、さらに量は異なります。
長く育ってきた環境、生育の肝になることがおわかり頂けると思います。
観葉植物も同じように、育ちの心地よさが快適と感じるもの。
そのことを意識してお付き合いしてくださいね。

 

まとめ

生まれた国と地域、長く育ってきた地域(生産地)が異なることは、人でもよくありますよね。 特別な事情がなければその地に長く住んでいる。
その場所が落ち着く。人も環境が急に変わるとコンディションを崩すのと同じで、植物もコンディションを崩してしまいますので、環境変化には注意してください。

京都 植物専門店COTOHA