観葉植物の植え替えとはメンテナンス!必須作業で時期が重要

いつまでも観葉植物に心地よい環境を提供したい…
そのために私たちができることは「植え替え」です。
コトハの谷奥代表は「観葉植物にとって植え替えとは、メンテナンスの1つ」と、
その重要性を教えてくれました。
今回は「植え替え」のタイミングと時期がテーマです。

 

観葉植物の植え替えは必須の作業

観葉植物を手にしたら、植え替えは必須の作業と心得てください。
植え替えの必要性がわかっていても、正しくできていなければ効果は半減。
それどころか、植物の根を傷つけてトラブルを招きます。
自己流は危険なのです。

初心者さんからベテランさんまで、観葉植物を楽しむために大事な「植え替え」の要点を、さっそく確認していきましょう。

 

植え替えの目的を確認

 

観葉植物の鉢を、ずっと同じものを使い続けると、老廃物が溜まって不衛生です。
植え替え」の目的は、鉢と土を変えて鉢内に空気が入るゆとりを作り、根が呼吸できる
環境を整え、根の活動を快適にする
こと。

植物を健全に育てる環境づくりだからこそ、必須の作業なんです。
植物や栽培の仕方によって行う時期は変わります。
“季節の特徴”を基準にすると把握しやすいですよ。
季節の特徴とは何か、ご紹介しますね。

 

四季の特徴を捉えて実行

 

「植え替え」を効果的にするためには、季節の特徴を知ること。
それがこちら。

 

春:気温の上昇で暖かくなる。日差しがだんだん強くなっていく。
  春風によるホコリの飛散など。

夏:高温。日差しが非常に強い。水分不足。
  冷房の風で室内は乾燥が進む。

秋:夏の高温によるダメージをひきずりがち。
  気温と湿度が落ち着いて安定。 
  冬に向かって湿度が低下。乾燥が厳しくなる。

冬:低湿度で乾燥が激しい。暖房の風で室内はより乾燥。
  静電気の発生など。

 

気温が高くて暑い、気温が低くて寒いという感覚は、人は着るものや食べ物、飲み物で
調節できますが、植物は私たちがケアしなければなりません。
湿度と温度の影響を受けやすいのは、人間も植物も一緒です。

日本は四季があり、湿度と気温の変動があるので、植え替えの時期はいつでもいいわけ
ではない
のです。
植え替えの時期には季節の特徴を知ることで、植え替えのポイントが見えてきます。
 私たちの健康維持をするためにも役立つ情報ですね。

 

植え替えのベストシーズン

 

植え替えの基本的な時期は、4月から6月、9月から10月半ば
7,8,9月は必要な場合のみと心得てください。
その理由は季節の特徴にあるように、夏の暑さと残暑が厳しい時期は、植物にとっても作業をする私たちにとっても過酷な環境です。

無理して行うとどちらにも負担がかかるので、どうしても必要と判断した時と植え替え後の環境が、気温25℃前後であれば問題ありません。

 

必要な道具

 

植え替えには、以下のようにあらかじめ用意しておくものがあります。

 

●鉢     
●観葉植物用の土 
●鉢底石 
●新聞紙   
●軍手
●剪定ばさみ 
●ジョーロ 
●霧吹き 
●スコップ

 

土と鉢底石以外の道具は、自分が使いやすいサイズや形状を用意するのがポイントです。

 

 

【保存版】植え替え方法

 

観葉植物の健康もさることながら、見た目の美しさのためにも「植え替え」は大事な作業になります。
その方法は次の通りです。

 

① 根を傷つけないように鉢から取り出す。

② 根に着いた古い土を、軽く振ったり手で優しく落とす。

③ 腐った根を剪定ばさみでカットする。

④ 新しく用意した鉢の底に、鉢底石を入れる。

⑤ 鉢の底から3分の1ぐらい土を入れ、棒などでサクサクと空気を抜く。

⑥ 鉢の真ん中あたりに②の植物を入れる。
 この時も根を傷つけないように注意。

⑦ 土を足してなじませる。

⑧ たっぷり水やりをする。

 

 

植物は植え替えで調子を崩すことがあるので、異変がないか1,2週間しっかり様子を見るようにしてください。
最初のうちは作業に戸惑うこともあありますが、定期的に行う作業なので、コツをつかめば「植え替え」が楽しくなりますよ。

 

まとめ

観葉植物の植え替えはメンテナンスの1つで、要な作業だということがよくおわかり頂けたと思います。今回の記事は植え替えの基本になります。
作業の前に目を通して役立ててくださいね。

 

京都 植物専門店COTOHA