観葉植物に必要な「水やり」の真実 葉も茎も十分フレッシュ?

葉のツヤ、厚み、みずみずしさ…みなさんの観葉植物はフレッシュですか?
一ヵ所でも枯れていたら、植物は不調に見舞われていると思ってください。
枯れる原因はいくつかありますが、私のもとに届く「水やり」に対する真実の声は、非常に多く、それが不適切だったりするのも事実です。
そこで今回は、正しい「水やり」に必要な道具と時間帯について、コトハの谷奥代表が現場の声をもとに解説いたします。

 

自己流の水やりで枯さないで!

 

水やり」。
簡単そうでほとんどの人がきちんとできていないのはどうして?
一方で、きちんとできている人もいる…
その違いを明らかにするため、観葉植物の「水やりの真実」をテーマに探ってみると、
基本的なことができていないことが判明しました。
基本とは、正しい「水やり」に大事な「道具と時間帯」です。
実際にどんな声が聞かれたのかと合わせて、ご説明いたします。

 

水やりは毎日する必要なし

 

植物がスクスクと育つとかわいくて、つい水をあげすぎてしまう…
これが水やりの真実の声です。
水の与え過ぎは根腐れを起こすので要注意ですよ!
水やりは正しく与えれば、3~7日に1回で大丈夫なんですよ。

 

水やりチェッカー「サースティー」がお勧め

 

土の表面が乾いている場合、土の中が湿っていることもあれば、鉢中や鉢底の土はカラカラで乾燥していることもあります。
どうしても水やりのタイミングがつかめなければ、お知らせグッズ(水やりチェッカー)がお勧め。
いわゆる水分計です。
土を掘り起こさなくても、水分計を使えば鉢中の水分量を知ることができます。

 

朝?夜?水やりに適した時間帯とは

 

植物の水やりは、晴れた日の朝がベストです。
その理由は2つ。
1つは光合成の活動に必要なのは光と水で、この2つの与え方とタイミングが植物の生育に影響を及ぼします。
もう1つは光のない夜より、太陽光のある朝や日中であれば、光合成の活動が快適に行われます。

ってことは、朝に水をあげて夜はあげなくていい…
ということでもないんです。
植物は温度や湿度に敏感です。
太陽の光は季節や時間帯によって強弱があり、気温や湿度にも差が出ますよね。
真夏の猛暑であれば、与えた水が温まることも。
それが土の中に浸透すれば蒸れて根にダメージを与えてしまいます。
根腐れを起こさないためにも、真夏は昼間の水やりは控えてください。

 

冬時期、低気温の水やり方法とは

 

気温が低い冬場は、根が冷えて水分の吸収が難しくなります。
また寒さが厳しい地域では、水やりの残り水が凍り、根を痛めてしまいます。
屋内で観葉植物を飾っていると、気温や湿度に気が回らないというのも、今回のテーマである「水やり」の真実の声です。

そこで、室温で10℃を下回ると、植物は負担を感じると覚えておいてください。
また空気の乾燥は通年要注意です!
夏の暑さによる水分不足、冬の湿度低下。
葉のパサつきは霧吹きで水分を与えてあげると、枯れ対策になりますよ。

 

水やりは鉢の大きさを目安に

 

観葉植物を選ぶ時に玄関には大きなものを、寝室には小さなものをと、インテリア感覚で
植物のサイズ選びをするって楽しいですよね。
そのサイズ、基準となるのが「鉢の大きさ」です。
購入する時は、鉢の底の直径で、〇号鉢と記されているので確認しましょう。
与える水の量は、サイズを目安にするとうまくできますよ。
上記をぜひ参考に取り入れてみてくださいね。

 

水と土の硬さの関係に注目!

 

水やりは、鉢全体に、すべての根に水が行きわたるように、ゆっくり与えることがポイントです。
ときどき私のところに、適切に水やりをしているのに植物が枯れるという相談を受けます。
その原因は、土が硬くなっている可能性大です。
硬い土は水分が浸透せず、鉢の中心部分の根にまで水分が届かないので、根が上手く水分を吸い上げられません。そのまま水やりを続けていれば、いずれ枯れてしまいます。
土が硬くなっていたら、新しい用土で植え替えをしましょう。
硬い目安として、割り箸が刺さらなければ植え替えです。

 

まとめ

観葉植物に必要な水やりの真実」、いかがでしたか。
知っているようで知らないことがあるでしょう。植物のサイズに合う鉢や道具など、不足しているものは早めに用意して、ベストなお手入れを続けましょう。