風が観葉植物の活力アップ!サーキュレーターでさらなる元気へ

かわいがっている観葉植物に元気がない。
そんな時に見直してほしいのが風通しです。
住宅事情で風が行き渡らない部屋は、プラス1品で植物がすこやかに導かれます。
そんな画期的アイテムと言えばサーキュレーターです。
トラブルが深刻化する前にぜひ取り入れて、美しい葉も茎もしっかりキープしましょう。
今回は、コトハの谷奥代表が「観葉植物と風の重要性について」ご紹介します。

 

一時的ではなく持続的にお手入れを

 

観葉植物は適切な生育で元気な可能性を広げてくれます。
とは言うけど、植物の生育の知識を身に着ける機会ってそうそうない…?
だから多くの人たちは葉が枯れた、茎が折れたというトラブルに見舞われた時のみ、自己流もしくは調べて対処している…。

これでは根本的な解決にはなりません。
観葉植物と上手に過ごすために、ぜひ心得て頂きたいのが 「水やり、日当たり、風通し」です。
これは観葉植物の基本のき、生育に大切な3大要素です。
この3つが好条件でバランスよく揃った環境はベスト!
しかしながら生活習慣や住宅環境による諸事情で、条件が揃わないことも事実。
だからこそ私たちが意識して、この3要素の環境を整える、観葉植物たちに提供して
ほしいのです。

 

 

風の大切さを知らなさすぎる現状

 

店頭でお客様から、「観葉植物に毎日の水やりが楽しみ、日に当てると喜んでいる気がします」という声に、植物を大切にしている気持ちが伝わって嬉しくなります。
そこで「風は?」と聞くと、九分九厘、風のことは盲点で管理ができていません。
外に出すの? 
扇風機で風を送る?
間違った方法は、植物を枯らす原因になります。
こちらでは、屋内の観葉植物と風の重要性をお伝えいたします。
しっかりマスターしてくださいね。
(写真:コトハ店内と谷奥代表

 

風ってすごい!5つの効果

 

みなさんの部屋の観葉植物にどれだけの風が必要なのか、知る前に風の基本をおさえておきましょう。
まずは風から得られる効果について。

 

●光合成が促進:水と二酸化炭素から、栄養分と酸素を作る働きがスムーズに行われる

●蒸散が活発 :植物自体の体温調節・冷却

●呼吸が促進 :酸素を吸って二酸化炭素を排出する活動が、スムーズに行われる

●室内の換気 :部屋の風通しをよくして汚れた空気を外へ追い出し、新鮮な空気を循環

●湿度の管理 :カビ・病害虫対策

 

風には観葉植物の生命力を高める力があることが、おわかり頂けると思います。

 

 

その部屋、本当に風通しは良い?

 

憧れのタワーマンションも、高層階は窓が開かない部屋も珍しくありません。

また窓が1つしかない部屋、2つあっても風通しが悪い部屋があります。
そもそも風通しが良い部屋とはどんな部屋なのか、確認してみましょう。

 

●風通しの良さは窓の位置で決まる

●風通しの良さは、窓が2面以上あって一直線に対面していること。

 

風が一方通行に風が流れることがポイントです。 部屋に窓が2面あっても、対面していないと風が流れにくくなり、空気が停滞することがあります。
観葉植物を置く場所、部屋の窓の位置と風通しはいかがですか?

 

サーキュレーターの風で空気を循環

 

風と言ってもそよ風、春風、そして台風のような自然のものと、エアコンや扇風機、サーキュレーターなどの機械、つまり人工的な風があります。
部屋の風通しがよければ、自然の風で換気が可能です。
理想はそよ風ぐらいの強さで、1日に10分間は部屋を換気する。

しかし自然風は季節やお天気で風の強度に差があり、無風の日だってありますよね。
そこでどんな部屋でも、安定した風を循環させるのに便利なのがサーキュレーターです。
次を参考にしてみてください。

 

部屋に合わせて植物にやさしい風を

 

観葉植物になぜサーキュレーターがなぜ便利か。
れは風をまんべんなく部屋に広げて空気を循環させ、よどんだ空気をためないようにするからです。
ちなみに扇風機は人の身体を涼しくさせることが目的で、風は狭い範囲になります。
サーキュレーターにはサイズ、風量、音、電気代など、いくつかタイプがありますので、観葉植物のサイズや数、部屋の大きさ、風通しを考えて選びましょう。

 

エアコンの風に要注意

 

観葉植物の中には寒さが苦手なものがあり、エアコンで温度を調節、保つことは生育に大事なことです。
この時、サーキュレーターはエアコンの風を循環させてくれる効果があります。
くれぐれも乾燥した風が植物に当たらないように、十分気を付けましょう。

 

まとめ

観葉植物のすこやかさは風と換気が重要だということ。私たちの生活でも窓を閉めたままの状態で過ごせば、知らないうちにストレスが蓄積されています。
植物と一緒に風を感じる時間を、ぜひ意識してもつようにしてくださいね。

京都 植物専門店COTOHA