観葉植物は鉢のサイズに合わせた水やりで10年先も元気
屋内の観葉植物にはおしゃれでかわいい小型や、オフィスのインテリアに映える大型などサイズが充実しています。
植物の育成にとって大事なのが水やり。
しかし部屋が水浸しになる、部屋が湿っぽくなるなどの理由で、植物が必要とする水の量が適切に与えられていないことが多々あります。
目分量や感覚での水やりしていませんか?
今回は、コトハの谷奥代表が「観葉植物のサイズと水やりのポイント」をご紹介いたします。
自己流の水やりは観葉植物をダメにする
はじめて観葉植物を買ってみたという初心者さん。
ほかにも植物の知識がないという方も安心してください。
植物は基本をマスターすることでより楽しむことができます。
まず、育成で最も重要なのが「水やり」です。
人間が生きていくためには水が不可欠なのと一緒。
そこで摂りすぎれば水太りやむくみ、不足すれば乾燥、脱水で体の不調が起こります。
人間の場合、年齢や性別、身長、体重、また季節や運動量などによって1日に飲むべき
水分量が異なります。
これまで水やりは自己流、さらに屋内という環境は、観葉植物のすこやかさを妨げて
いると考えられるのであらためましょう。
観葉植物の鉢のサイズをチェック!
水やりの目安になるのが「鉢のサイズ」です。 縁の直径が基準で、号で表します。
1号は約3cm
3号は約9cm
かわいらしいのは3号から5号の手のひらサイズになります。
玄関やリビングのインテリア向きなのは6号から8号です。
みなさんの観葉植物は何号ですか?
チェックしてみましょう。
直径3cm―1号/直径9cm―3号/直径12cm―4号
直径15cm―5号/直径18cm―6号/直径21cm―7号
水の量は鉢のサイズを目安に
鉢のサイズが把握できたら、いよいよ水やりの水の量です。
店頭で見られる4号から7号をご紹介しますね。
上記の表を目安に水を与えてください。
水の量とサイズがわかりやすいジョーロ
水やりの水の量を失敗しないためにお勧めなのが、ジョーロです。
ジョーロは以下にように、容量がわかるものを選ぶと、与える水の量が把握しやすくなります。
4型―4ℓ/6型―6ℓ/8型―8ℓ/10型―10ℓ
ペットボトルを使う水やりはやめましょう
水やりの水の量は、ペットボトルの500㎖や2ℓ(1000㎖)が把握しやすいかと思います。
室内で使うならその量がより適しています。
だからと言ってペットボトルに水やりをすることはお勧めしません。
水やりは土に均一にまんべんなく与えることが重要です。
そのためにもジョーロを用意して、注ぎ口が細いもの(シャワータイプと使い分けできるものもいいですね)を選ぶとより良いですね。
根の成長を常に意識
観葉植物で注意したいのが、根の成長です。
葉や茎は状態を目で確認できますが、土の中と根はそうはいきませんよね。
ですが植物の根は快適な生育のための機能が備わっています。
ものによっては成長が早く、鉢の中で根がどんどん伸びて渋滞を起こすこともあるんですよ。
葉を見て根の状態を判断
根が快適な働きをしているかどうでないかは、葉の状態にあらわれます。
元気がない、枯れているといった明らかに不調に見舞われていると思ったら、土の中の状態を
改善することも対策の1つです。
改善の仕方は「植え替え」という作業になります。
その時、鉢のサイズと水やりの水の量を知っていると、実に作業がスムーズです。
ぜひ役立ててくださいね。
(写真:コトハ 谷奥代表)
まとめ
観葉植物の水やりをなんとなくやっていたら、いつか枯らしていたでしょう。
鉢のサイズを確認し水の量を適切に与えてみると、葉や根のハリ感やみずみずしさがアップ。
1年後、5年後、10年先も元気でいてくれますように。
枯れる前に実践しましょう。