今すべき「風」チェック!風通しが観葉植物の新鮮さを底上げ

どんな人でも観葉植物を部屋に置くと直面する枯れ問題
ひと口に枯れると言っても、水不足や太陽の光に当てすぎの2つは周知の通り?
事実、水やりも光の当て方もできている。
何が原因なの?
今回はコトハの谷奥代表が「風」をテーマに、見直すべきポイントと正しい方法をアドバイス。
ぜひ参考にしてくださいね!

 

光より風!部屋の換気してますか?

 

枯れた原因を探るため、水やりと日当たりの確認のほかに、
「観葉植物に風を当てていますか?」と質問すると、
「風?当ててない」とか「大事なの?」とほとんどの方が盲点だと驚かれます。
なぜ風が必要なのか。
私は光より風が大事だと思うほど不可欠だと思っています。
その理由を説明しますね。

 

観葉植物にとって「風」とは

 

そもそも風は、外でその日の陽気で感じる場合と、窓を開けて風通しを良くしなければ
得られません。
ただ私たちは、風を受けると心地よいと感じたり、強風であれば目にゴミが入ったり、
ヘアスタイルが崩れるなどストレスを感じます。
植物も同じように、優しい風を好むということ、覚えておきましょう。
人が心地よい風は、植物も心地よい!

 

そよ風がベスト

 

イメージしてください。
理想は「そよ風」です。
私たちが心地よい、気持ちいいと感じる風を、植物の葉に向かって当ててあげましょう。
強風や乾燥した風はもってのほか。
ダメージを与える要因になるので要注意です。

 

風の役割

 

観葉植物にとって風の役割は、空気の換気です。
空気を循環させることで、光合成や蒸散の働きが促進されます。
朝起きて窓を開けると、新鮮な空気が入って気分がリフレッシュしますよね。
朝だけでなく一日の中で定期的に窓を開けて換気し、葉の周りの空気を動かすように
心がけましょう。

 

 

乾燥は大敵!エアコンに要注意!

 

観葉植物にとって乾燥とは、枯れる要因になるので是が非でも避けるべきです。
ここで質問です。
エアコンのそばに植物を置いていませんか?
エアコンは暖房なら暖かい乾燥した風、冷房なら冷たい乾燥した風が出てきます。
すると、もともと部屋に存在している湿った空気を、乾燥させてしまう現象が起こるのです。
これが湿度低下、空気の乾燥です。
植物は水分で満たされることが理想なのに、乾燥した風や空気が充満している部屋だったら
カラカラ、枯れてしまいます。
部屋の風通しは良いですか?

 

サーキュレーターで理想の風を緑に

 

屋内の観葉植物で大事なのが、「風通しの良さ」です。
窓がいくつかある部屋でも、風が流れて空気が全体的に循環しなければ、植物の生育が
快適に行われなくなります

また、窓がない部屋とか窓が開かない部屋もありますよね。
最近、タワマンといわれる高層マンションの上層階は、窓が開かない部屋もあるそう。
外から自然な風が入ってこない環境であれば、人工的に風を送る必要があります。
そこで便利なのがサーキュレーターです。
置く場所の風通しの良さを確保することは、植物を楽しむための常識です。

 

病害虫予防に最適

 

観葉植物は、空気の動かない場所は病害虫が発生しやすくなります。
バクテリアやカビなどは、よどんだ空気で活動する特徴があります。
部屋の風通しを良くして、常に新鮮な空気を循環させておけば、病害虫予防になります。
よって植物のフレッシュさは、底上げされるでしょう。

 

まとめ

観葉植物の周りの空気に着目すると、枯れ問題解決の糸口が見つかります。
植物が喜ぶことだから、ぜひ取り入れてくださいね。
植物がスクスク育つ環境は身体にも良い!