枯れたと諦めるのはまだ早い!?観葉植物は大切なパートナーです

数ある中でお気に入りが見つかったら、その観葉植物はご自身のパートナと思って大事にお付き合いしてください。
植物は生き物」です。
生き生きと緑が輝く時もあれば、ツヤがなく元気が感じらず、弱って枯れてしまうことも…
今回は、コトハの谷奥代表が「弱った状態枯れた状態の判断の仕方」と、「弱った状態から元気を取り戻すためにすべきこと」をお伝えいたします。
枯れた…と諦めるのはまだ早い!

 

観葉植物は丈夫で手間がかからない?それとも繊細?

 

「観葉植物は丈夫で育てやすいと思っていたら、実際は繊細なんですね」
という声を よく聞くことがあります。
なぜそう思うのか、毎回伺うようにしていますが、その多くが
「すぐに枯れてしまった」という答え。

枯れているのは葉っぱ?それとも茎?
いつ枯れ始めた?

観葉植物に元気がないと思ったら、自己流で対処しないこと。
必ず植物は黄色信号を出しています! 
それが弱っている状態。
枯れているなら、全体か一部か、水分、ツヤのその度合いにも気付きましょう!
では何から始めればいいのか、見ていきましょう。

 

水・光・風のアンバランスで植物が変成

 

コトハでは観葉植物を楽しむために大事な要素が3つあることを、常にアプローチしています。
こちらのサイトで「水・光・風」の重要性が何度も出てくるのは、観葉植物の生命線になるからです。
この3つが植物に適切に与えられていなければ、植物の見た目に変化が生じます。
それが黄色信号です!
今回は「」にスポットをあてて、どんな風に変わったのか、枯れ具合の特徴と合わせて理解し、植物の元気回復のヒントにしましょう。
(写真:コトハ店内

 

毎日の葉っぱチェックは習慣に

観葉植物がどんな状態かをするために、毎日取り入れて頂きたいのが「観察」です。
そんな簡単なこと?と思われがちですが、きちんとできていないのが現状です。
私たちが洗顔、歯を磨くように、朝起きたら葉の状態チェック
イキイキとした本来の姿を満たすかどうか、5つの条件を確認しましょう。
習慣化すると変化に気づきやすくなりますよ。

<観葉植物のすこやかさチェック>

「色」
・青々としている 黄色っぽい 褐色がかっている
・茶色い斑点がある 
    
「形」
・美しく整っている
・葉先が枯れている
・巻きあがっている
・葉の外側が枯れている 

「ツヤ」
・ツヤがある      
・ツヤが感じられない

「しなやかさ」
・しなやかさがある
・しおれている

「みずみずしさ」
・うるおいが充実     
・パサパサ・カラカラしてうるおいが感じられない

「落葉」
・ない          
・ある

 

観葉植物の観察は、管理に役立つこと、お気づきかと思います。
ぜひ欠かさず実践してくださいね。

 

枯れた部分は切り落として元気回復

 

観葉植物の枯れ具合を確認できたら、枯れた部分をどうしたらいいのか。
残す?それとも切り落とす?
正しい方法を知らなければ、判断に悩んで当然です。
その方法は実にカンタンです。

<葉先が枯れている>
枯れている部分を専用のはさみでカットしましょう。

<葉全体が枯れている>
葉の付け根からカットします。
外側に向く葉の付け根の5mmから1cmぐらいをめどに、カットするのがコツです。

 

観葉植物が長く元気でいてくれるためには、枯れた部分を残すことは不要です。
栄養が行き届かなくなることもあるので、カットすることは元気を取り戻すためにも大事な行為なのです。

 

枯れていなくてもバランスを見てカット

 

観葉植物とはその名の通り、植物を鑑賞する楽しみがあります。
それなのに家の観葉植物といえば、葉っぱが増えすぎるわ、枝が伸びすぎるわで全然おしゃれじゃない!
そこで取り入れて頂きたいのが「剪定(せんてい)」です。
堅苦しい言葉ですが、その方法は決して難しくないのでご安心ください。
タイミングとコツをつかむと、プロレベルの剪定が身に着きます。
見た目を美しくするだけでなく、病害虫を予防する効果もあるんですよ。

 

 

剪定ばさみは必須!使いやすさを優先して購入

 

葉っぱはもちろん、茎や枝をカットする時に気を付けるべきことは、植物の負担を少なくすることです。
剪定に適した専用のはさみを使うことで、見栄えもグッと映えるので観葉植物とセットで用意することをお勧めします。
剪定ばさみにはいくつか種類があり、植物のお手入れに適したものを選ぶ基準にしがちです。それよりも使いやすさやお手入れのしやすさを優先して選ぶと、剪定の作業が楽しくなりますよ。

まとめ

植物が弱っている、枯れても放置せず、思い切って剪定してみると見た目はもちろん、風通しがよくなって元気になる可能性大です。観察と剪定、ぜひ取り入れてみてくださいね。

京都 植物専門店COTOHA