ジョーロ選びと水やりのコツ 観葉植物を楽しむ喜びがわかる!
観葉植物を買ったのにイマイチ元気がないみたい…と嘆いた経験、きっとあるでしょう。
その原因が「水やりの道具」にあるってこと、お気づきですか?
観葉植物に「水やり」が大事なことはわかっていても、その効果をどれだけ引き出せるかは道具で決まります。
今回は、コトハの谷奥代表が「ジョーロの選び方と水やりのコツ」をご紹介します。
水やりの基本:ジョーロは必ず用意
観葉植物に水を与える目的は、「光合成」という、自ら栄養を作り出す時に必要な材料になるからです。
また「水やり」とは、水を注ぐという意味で、やり方が植物の成長やすこやかさを左右します。
そこで必要不可欠なのがジョーロです。
コップやペットボトルが不適切なのは、水の量が均一に行きわたらない不安があるからです。
ではどんなものを選べばよいのか確認しましょう。
ジョーロの選び方
水やりの必需品、ジョーロ。 サイズ、素材、形状、そして重さに種類があります。
ブリキやステンレスはおしゃれですが、重いものが多く、水やりが面倒に感じてしまうかも。
お勧めは、軽くてリーズナブルなプラスチック製です。
細口とシャワータイプを使い分ける
水やりの与える時にポイントとなるのが、ジョーロの注ぎ口の形状です。
細口タイプと、広範囲での水やり向きのハス口シャワータイプがあります。
土には細口、葉全体にはハス口を選んで使い分けましょう。
2つ用意しなくても、注ぎ口が取り外せるものを選ぶととても便利です。
他にも注ぎ口は細口で、水差しのような形をしたものがあります。
そちらは小さなサイズの屋内植物に適しています。
水やりの基本:根と葉の2ヵ所がポイント
植物に水やりをする時、土に水を与えていますよね。
ここで基本中の基本。
植物と水の役割について確認しましょう。
その① 土には植物が育つための水を蓄えたり、栄養分を作る働きがあります。
その② 植物は根から土に溶けだしている水や栄養分を吸収し、根を伸ばします。
その③ 根から葉に水分が運ばれます。 土の水やりは、根への水分補給という意識をもちましょう。
葉は、葉の表面から水分や栄養分を吸収する働きがあります。
植物の約8割以上が水でできています。
不足すれば枯れてしまう…
水やりは常に水分を満たして生育をサポートしているのです。
根の水やりのコツ
一般的に、水やりの目安は土の表面が乾いたらと言われていますが、そうとは限りません。
表面が乾いていても、土を指で寄せてみると、湿っていることがあります。
土の中が乾いていたら、1回の水やりでたっぷり与えてあげましょう。
毎日しなくて大丈夫です。
① 細口タイプのジョーロで、植物の根元の土に、鉢の側面から中心に向かって
ゆっくり均一に。
② 根は長く伸びたものもあるので、水が漏れることを恐れず、鉢の底まで全体に
浸透するように与えてください。
③ 受け皿からあふれない程度を目安にしてください。
万が一溢れたら、その水が溜まって腐らないとうに捨てるようにしましょう。
葉の水やりのコツ
葉に水を与えることを「葉水」と言います。
葉水をする目的は、主に葉の乾燥対策、病害虫対策、そしてほこりなど不要物の除去です。
シャワータイプのジョーロで葉全体に優しく水やりをすることが基本ですが、
屋内では十分にできません。
そこで便利なのが霧吹きです。
土の水やりは1回でたっぷりが基本ですが、葉には「潤い」と「汚れ具合」に合わせて、水量を調整してください。
秋から冬にかけて乾燥する時期は、特に気を配って水分補給してあげましょう。
水やりなくして観葉植物は楽しめない
植物の生命維持のために水は不可欠で、その与え方が生育の上で重要なことが
ご理解頂けたかと思います。
さらにお伝えしたいことは、観葉植物を目にした時の美しさ、青々とした葉、しなやかな
茎は水やりあってのこと。
楽しみにつながっています。
もし植物が枯れてきた、元気がないと思ったら水やりを見直してください。
今回の記事で、改善点のヒントが見つかるかもしれませんよ。
まとめ
たかが水やり、されど水やり。葉と根と別で与えることで、植物の状態がアップデートする可能性大です。基礎知識として水やりの基本は習得してくださいね。