セラミックソイルの特徴と扱い方
セラミックソイルとは？
今までの土とも水耕栽培とも違う、初心者でも扱いやすい焼き物でできた素材です。
水やりが苦手だったり、衛生面がきになる方におすすめです。 おすすめする理由はこちらの記事を先にお読みください。
▶︎水やりがわからない、土・虫が気になる方におすすめ『
セラミックソイルの３つの特徴
その他の利点・特徴
水洗いで何度でも使える / 均等に全体に浸透する/ 1000℃で焼き上げたセラミックのため土のように固まらない / 土のように固まらないので根が呼吸でき、植え替えはほぼ不要 / 毛細管現象で底面３cm水を貯めると３０cm以上浸透して吸い上げる / 水耕栽培ではなく礫耕栽培 / 土と同じ穴の空いている器で育てることもできる
根腐れの心配が少ない
セラミックソイルは無機物であるため栄養分は含まれず、植物は光と水だけでゆっくりと成長していきます。
葉の色が薄くなったりするなど、必要であれば液体肥料・固形肥料を与えてください。
※土のものと同じように観葉植物に使える肥料などで問題ありません。
水やりについて
枯らしてしまう一番の原因は間違った水やり。より水やりをわかりやすくしました。
セラミックソイルは乾いてくると色が変化します。しっかり乾いて白くなったら水をあげてください。
よく日の当たる場所や、乾燥したところだと表面はすぐ乾きます。
水やりをする前に中の状態も軽く指でかいてみて乾いているかチェックしてください。
※多肉植物等は乾いてから3~5 日あけてください。植物の品種や季節などによって水やりのタイミングは変わります。
基本の水やり方法
鉢底から水が出るまであげてください。
深さのある受け皿に鉢を入れて、そのまま底から出てきた水をさらに底穴から吸わせると、毛細管現象により全体にしっかり水を行き渡らせられます。
※底面給水を行わない場合は、水はけがいい為、中までしっかり行き渡るように全体にたっぷり回しかけてください。
水の量の目安（含水量）
それぞれのサイズの鉢にどれくらいの水がしみこむのか、水やりの際の参考に、水が足りているか参考にしてください。
下記の数値は、まったく水やりをしていない状態での結果です。
通常水やりをする際には、含水量の半分ほどの水がまだ染み込んでいると思われますので、下記数値よりも実際は下回ります。
植え替え方法
- 根についている土を優しく落とします。傷めないように注意すること。
水で優しく洗い流すか、溜めた水の中で揺すって土を落とすのがおすすめです。多肉植物は水を使わない方が安心です。 - 鉢底に網目の細かいネットや不織布などをひきます。そこにセラミックソイルを流し込み、植物を入れます。土の時のように、鉢底石は必要ありません。
注意点
・土の植え替えよりも根を触るため、多少のリスクがあります。土は無理のない程度に落としてください。
・植え替えに適した時期に行ってください。
・根張りが悪いものや大きいものは、倒れて根が傷む可能性があります。根が張って安定するまで固定するようにしてください。
Q&A
Q.水やりをしたらすぐに水が漏れてしまいました。
A.セラミックソイルは通気がとてもよいので、つまり水はけもとても良いです。ですので土のように一旦水が染み込み、ゆっくり出てくるのではなく、すぐに水が出てきます。こぼれないように水場や深皿をご利用いただくのがオススメです。
Q.植物がぐらぐらします。なぜでしょうか？
A.セラミックソイルは乾いている状態ですとさらさらとして固まりませんので、根がしっかり張りきっていない状態だとぐらつくことがあります。 動くと根が痛む場合がありますので、なるべく置き場所は変えずに動かさないようにしてください。 水やりをしていただきますと固定されます。
Q.セラミックソイル はいつまで使えますか
A.半永久的に使用できます。植え替えの際も、水洗いをして天日干ししてから使用していただけます。ただ色の変化が経年変化によってわかりにくくなることがありますので、効果などは変わりませんがご不安があれば新しいものを使用してください。
Q.肥料はいらないのでしょうか？
A.基本的には水耕栽培と同じで、水と太陽の光から植物自身が栄養素を作り出してゆっくり成長していきます。葉の色が薄かったり、セラミックソイルでもしっかり育てたい場合は肥料を使用してください。有機物を含まない「化成肥料」の液体タイプか、水に薄めて使用する粉末タイプが水やりの時に使えておすすめです。当店では微粉ハイポネックスを使っています。
Q.植え替えるときは土を全て落としますか？
A.衛生面が気になる方が使用される場合は土はできるだけ洗い落とした方がよいです。当店で販売しているものは根を傷つけないように、土をできる限り落として植え替えています。土をごしごし洗い落としてしまうと根が痛み弱ったり枯れる原因になりますので、水の中で揺すって土を落としたり、でいる限り気をつけて植え替えてください。初心者の方は当店に植え替えをご依頼いただくと安心です。（植え替えご希望の方はお預かりから３週間以上お預かりして、状態が安定したタイミングでお渡ししています）